概要
明確な方向性(上昇または下落)が出た銘柄に対して、VWAPを初めて押し目/戻り目として使うタイミングで順張りエントリーする手法。
単なるVWAPタッチでの反転だけでなく、**タッチ後の再ブレイク(抜けなおし)**も含めた構造的順張りを狙う。
使用環境・対象
項目 | 内容 |
---|---|
使用足 | 2分足や1分足も |
指標 | VWAP(必須)、出来高 |
対象銘柄 | 材料株、大型株、Tick上位など方向感が出ている銘柄 |
発動タイミング | 日中いつでも(寄り付きに限定しない) |
対応方向 | 買い・売り 両方に対応 |
エントリー条件(共通)
-
明確な方向感がすでに出ていること
-
例:
- GUからの陽線 → 高値更新 → 上昇トレンド
- GDからの陰線 → VWAP割れ → 下落トレンド
-
例:
-
日足チャートで行き先に強い抵抗がない
- 例:75MA・200MA・直近高安・窓埋め・もみ合い帯などの直前にないこと
-
VWAPに初めて接触した場面で“押し目/戻り目”と認識できること
- 「止まった」と判断できる(勢いの鈍化、ヒゲ、反転足)
- 単に触れたのではなく、動きが明らかに変わったと感じられる瞬間
エントリータイミング(3パターン)
-
VWAPタッチ時に「止まった」と感じた瞬間
- タッチ後の反転足(ピンバー・包み足)を伴う
- 勢いが一瞬で鈍る/板が重くなる
- VWAPタッチ → 即押し目判断でエントリー(ただし無理な飛びつきはNG)
-
VWAPタッチ後、いったん抜ける → 再び方向に向かって“抜けなおした瞬間”
- 最初の接触でフェイク → その後戻して再反転
- VWAPを再び陽線 or 陰線でブレイクするタイミング
- 「止まらなかったけど、結局押し目として機能した」というパターン
- VWAPで保合。その保合をブレイクした瞬間。
利確ルール
- トレンド方向に伸びたら、直近高値/安値、節目、もみ合いゾーンで部分利確
- VWAPに再接近 or 反転兆候(連続陰線・陽線)が出たら利確検討
- 目標到達の8割で満足利確もOK(地合いや時間帯による)
損切りルール
- VWAPを明確に逆方向へ抜けて滞留した場合
- 直近戻り高値/押し安値を超えてしまった場合
- エントリー後すぐに逆方向のローソク足が連発した場合
非推奨パターン(NG例)
- 方向感がない銘柄(レンジ、横ばい、ジリ上げ/下げ)
- VWAPと価格が乖離しすぎており、「吸い寄せ型のタッチ」に見えるケース
- タッチ後すぐ抜けたが、戻しの勢いが強すぎて再ブレイクが明確でない場合
- 日足で直上/直下に強い抵抗帯がある場合<
手法の位置づけ
- VWAPを**“動的な節目”として活用した押し目/戻り目順張り**
- エントリーは早すぎず遅すぎず、「構造確認+タイミング重視型」
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